認知症の原因は○○の中に潜んでいるかも?

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近年、認知症の患者数が増加し、大きな社会問題となっています。

2016年版高齢社会白書(内閣府)によると、2012年には65歳以上の7人に1人(462万人)だった認知症患者は2025年には65歳以上の5人に1人(約700万人)に増加すると見込まれているそうです。

『QUPiO』健康コラムの読者にとっても、認知症は他人事ではないようで、先日、編集部に次のような質問が寄せられました。

「将来、認知症が心配です。今のうちから何か気にしておいた方が良いことはありますか?」

認知症のリスクを下げるためには、実はこの「今のうちから気にする」ことが大切です。なぜなら、今のあなたの○○の中に、認知症の原因が潜んでいるかもしれないからです。

認知症リスクを下げるために今から気にしておきたいこととは?

Q.▼読者からの質問

将来、認知症が心配です。今のうちから何か気にしておいた方が良いことはありますか?
(Dさん/男性46歳)

A.▼保健師からの答え

生活習慣を見直し、生活習慣病を予防しよう

九州大学の研究チームは、福岡県久山町の住民を対象に、1985年から2005年までの20年間の追跡調査を行い、次のような結果を報告しています(臨床神経 2011;51:906-909)。
①中年期からの高血圧症が、脳血管性認知症の発症に影響する
糖尿病が、脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症の両方に影響し、特にアルツハイマー型認知症の発症には密接に関わっている可能性がある

【参考】脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症の違い
脳血管性認知症:脳梗塞や脳出血などによって脳の血管が障害されることによって起こる認知症
アルツハイマー型認知症:たんぱく質の一種である“アミロイドβ”という物質が脳に蓄積することによって起こる認知症

『QUPiO』健康コラムの読者の皆様にはご存じの通り、高血圧症や糖尿病につながる大きな要因は、日頃の “生活習慣”です。つまり、認知症の原因は“生活習慣”の中に潜んでいるかもということです。もちろん、「生活習慣さえ改善すれば、必ず認知症を予防できる」とは言えません。認知症には、加齢や遺伝などの要因も関わっていたり、原因について明確になっていない部分も多かったりするためです。しかし、この研究結果からは、日頃の生活習慣に気をつけ、高血圧症や糖尿病を防ぐことが、認知症の発症リスクを下げることにもつながると言えるでしょう。また、そのための行動を始めるのは、早ければ早いほど良いでしょう。

生活習慣病を防ぐための第一歩は、“自分のカラダを知ること”

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■定期的に健診を受け、その結果をしっかりと確認し、ご自身の健康状態を把握しましょう。

■血圧は季節など様々な要因によって変動するため、健診の時だけでなく、ご家庭に血圧計を用意し、毎日の血圧チェックを習慣にすることもオススメです!

とは言え、健康状態を把握しただけでは、生活習慣病を防ぐことはできませんよね。次のステップは、高血圧症や糖尿病を防ぐための具体的な取り組みです。

『QUPiO』健康コラム2月22日号と3月8日号で、高血圧症や糖尿病を防ぐポイントについてご紹介する予定です。こちらもぜひご参考になさってください!

[まとめ]

高血圧症、糖尿病は認知症の発症に影響を及ぼすという研究データが報告されている

健診の受診、血圧測定などを定期的に行い、まずは自分の健康状態を把握することから始めよう!
*現在、治療中の方は、医師の指示に従ってください


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