質の良い睡眠へ、じんわり温めて“放熱”リラックス

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睡眠の話をすると、よく「何時間睡眠がベスト」といった“時間”の話になりがちですが……毎日忙しいなか、そう簡単に睡眠時間を増やせませんよね?

そこで今回、注目するのは睡眠の質です!

いつもと同じ睡眠時間なのに「寝起きがスッキリ」「昼間に眠くならない」。

そんな夢のような話が、質の良い睡眠をとることで実現できるかもしれません……。

質の良い睡眠リズムが、体と脳をメンテナンス

睡眠の役割は、体と脳を休めること。

私たちが眠るとき、2つの睡眠が繰り返されます。体がお休みする「浅い睡眠」と、脳がお休みする「深い睡眠」。

どちらも必要な睡眠ですが、眠った直後に深い睡眠に入り、明け方に向かってだんだん浅くなっていくのが質の良い睡眠リズム(下図)です。

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健康男性(21歳)の一晩の睡眠 (日本大学医学部精神医学系 主任教授 内山 真、2000年)

深い睡眠に入ると成長ホルモンが分泌され、「肌や筋肉などの修復・再生」「脂肪燃焼」といったメリットが体にもたらされます。女性が気になる、お化粧のノリにも影響してきます……。

明け方に向かって睡眠がだんだん浅くなるなかで、ポイントは眠った直後に深い睡眠に入れるか?

そのためには、体をリラックスさせるための眠りの準備が大切。

キーワードは“放熱”(ほうねつ)です!

リラックスを科学する! じんわり温めて“放熱”せよ

眠った直後に深い睡眠に入るためには、眠る前に緊張を解きほぐしてリラックスすることが大切。

いろいろなリラックス法があるなかで今回、みなさんにご紹介したいのは、温度に敏感な体の部位を温めることで手足の血流を豊かにして、体の“放熱”を促すリラックス法です!

温めることをきっかけとして、あなたの体をリラックスさせる変化を起こします。

①ここちよい温度(約40℃)を敏感に感じる体の部位(下図)をじんわり温める 

具体的には……

●ぬるめ(38~40℃)のお風呂にゆっくりつかる
●目のまわりや首もとを、40℃くらいのお湯でしぼったタオルで温める

(蒸気のあたたかみで温めるとさらに効果的!)

②緊張を解きほぐして体をリラックスさせる「副交感神経」が優位になり、手足の血管が拡張する

③血流を介して、体全体の“放熱”が進む

④脳や心臓などの深部体温(しんぶたいおん)が下がる

深部体温とは?

体を触って感じる皮膚の温度とは異なる、心臓や脳など体の奥の体温。起きているときは体や脳が活動しているため深部体温が高く、夜眠くなったときに低くなります。赤ちゃんの手足が温かくなって寝付くのは、深部体温を下げるために“放熱”しているのです。

⑤眠った直後に深い睡眠に入り、質の良い睡眠リズムができる

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(情報提供:花王ヒューマンヘルスケア研究センター)

いかがでしょうか? ちょっと理屈っぽいですか? でも、やることはシンプルですよね。 「体のなかでこんなことが起こるんだ」とイメージしながらじんわり温めることで、心も体もリラックスでき、毎日の睡眠が質の良いものに変わっていきます。

(参考:血めぐり研究会公式サイト

こんなデータもあります 質の良い睡眠はメタボ対策にもつながる!?

40_post_img03「徹夜した人」と「8時間睡眠をとった人」を比べると、「8時間睡眠をとった人」のほうが、翌日のエネルギー消費量が高かったという試験結果があります。 また、睡眠不足になると、食欲を抑えるホルモン(レプチン)の分泌が低下し、食欲を増進させるホルモン(グレリン)が増加する結果、食欲が増すという研究結果も。睡眠不足の解消はメタボ対策としても大切です。

[まとめ]
質の良い睡眠をとるためには準備が大切。
顔(目のまわり)や首もとを、じんわり温めて“放熱”リラックス!

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