禁煙の苦しみに立ち向かった40歳男性の記録


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習慣的にタバコを吸っているけれど、「いつか禁煙したい」と考えている方は 少なくないのではないでしょうか。 厚生労働省の調査でも、現在習慣的にタバコを吸っている人の4人に1人 (27.9%)が「たばこをやめたい」と考えていることがわかっています。
しかし、いざ禁煙にチャレンジしてみても、なかなかうまくいかないのが現実……。 今回ご紹介するYさん(男性/40歳:喫煙歴19年)も、 これまで3回禁煙にチャレンジし、そして失敗していました。
やめたいけど、やめられない。 ―それは、タバコに含まれるニコチンに依存性があるためです。 禁煙がうまくいかなかった時、「自分の意志が弱いからだ」と考える方も いらっしゃるかもしれませんが、強い意志をもって禁煙に臨んだとしても、 タバコはそう簡単にやめられるものではないのです。
今回、『QUPiO』編集部は、とあるきっかけで4度目の禁煙にチャレンジした Yさんの1週間を取材しました。

毎日がイライラとの戦い ~Yさんの禁煙日記より

Yさん(男性/40歳)の喫煙歴は19年。1日10~15本吸っていたそうです。過去に禁煙にチャレンジした回数は3回。お子さんが生まれた時(約1年間)、同僚との勝負(4日間 ※同僚は3日間だったそうです)、体調を崩して薬を飲まなければいけなかった時(約1週間)で、いずれも失敗に終わってしまいました。 そんなYさんに、禁煙をしたいと思う理由と、今回の禁煙チャレンジのきっかけを伺いました。

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「禁煙=強い意志と覚悟をもって臨むもの」というイメージを持っていた『QUPiO』編集部は、Yさんのこの淡々とした発言に少々戸惑ってしまいました(笑)。Yさんの禁煙チャレンジは、一体どうなるのでしょうか!? 1週間の禁煙日記を見てみましょう。

〇 禁煙初日

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保健師からのアドバイス

喫煙所に行くことはオススメできません。今回、Yさんは喫煙所に行ってもタバコを我慢することができました。しかし、禁煙中の方にとって喫煙所はとても誘惑の多い場所です。

まわりの人がタバコを吸っていると、自分も吸いたくなってしまうものです。飲み会の予定がない時期を選んで禁煙をスタートするのも良いかもしれませんね。


〇 禁煙2~4日目

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保健師からのアドバイス

“たばこを吸いたい気持ち” は、禁煙開始から2~3日目がピークと言われています。飴やガムの量が増えていることが気になっているようですが、ここを乗り越えるためと考えれば、悪いことではないと思います。禁煙にチャレンジする時には、あらかじめ気分転換の方法を考えておくとよいかもしれませんね。

Yさんの場合は、モチベーションを保つために、敢えてタバコの存在を意識するという方法をとりましたが、当然、タバコを意識しないようにする(手持ちのタバコを全部捨てる)方が、モチベーションを保ちやすい方もいらっしゃいます。自分に合った方法や工夫を見つけてみてください。


〇 禁煙5~7日目

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保健師からのアドバイス

続いているイライラの原因は、アセチルコリンという物質の分泌が喫煙によって少なくなっているためと言われています。ニコチンやアセチルコリンは、リラックス作用をもたらします。喫煙者では、ニコチンがアセチルコリンの代わりに働き、次第にアセチルコリンを分泌する機能が弱まってしまいます。そのような状態で禁煙を始めると、ニコチンが体に入ってこなくなる上に、アセチルコリンもうまく分泌できないため、イライラしてしまうというわけです。禁煙を続ければ、アセチルコリン分泌機能は回復すると言われており、イライラも次第におさまっていくようです。

痰が絡むのは不快かもしれませんが、実はこれもカラダが良くなっている証拠の1つです。喫煙中には、気管支内の異物を排出する働きが鈍くなっています。禁煙することで、それが解消され、異物の排出がスムーズに行われるようになったと考えられます。


いかがでしたか?禁煙した時に出てくる症状や感じることには個人差もあるでしょう。しかし、少なくともYさんの日記は、禁煙の辛さや苦しさを物語っていました。今回、『QUPiO』編集部は、Yさんの日記を通して、「禁煙には辛さや苦しさが伴うものである」ということを敢えてお伝えしたいと思います。これから禁煙にチャレンジしようとしている方は、もしかしたらこのような苦しさに直面し、くじけそうになることがあるかもしれません。その時は、この健康コラムを思い出してください。その苦しさは、カラダが回復しているサインなのです!

チャレンジから4か月経った今、Yさんは……?

ところで、Yさんの禁煙チャレンジは、その後どうなったのでしょうか。4か月が経った現在の状況を伺ってみました。

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Yさんはまだ「禁煙に成功した」とも「禁煙の辛さを乗り越えた」とも言えないかもしれません。しかし、「イライラ感が減った」「息切れしにくくなった」など、良い変化も実感しはじめていました。肺機能については、禁煙開始2週間~3か月くらいで30%改善すると言われており、実際にYさんもそれを感じているようです。 また、Yさんは仕事中の(タバコに代わる)リフレッシュ方法が見つけられずにいましたが、今では休憩時間に5分程度の軽いジョギングをすることで気分転換をしているそうです。Yさんのようにイライラ解消のためにタバコを吸っていた方の場合、タバコの代わりになる物や行動を早く見つけることが、禁煙継続のカギになるかもしれませんね。

[まとめ]

禁煙は、辛く苦しいもの。しかし、その辛さや苦しさはカラダが良くなっているサインでもある。自分なりの工夫を見つけて乗り越えよう!例えば……

周囲に禁煙宣言をする

タバコに代わるリフレッシュ方法(ガム、軽い運動など)を見つける

自分にとってタバコとセットになるもの(お酒、コーヒーなど)をやめるなど。


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