ジェネリックと先発医薬品、どちらを選びますか?

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先日、風邪をひいたWさん(43歳/男性)が、病院でもらった処方箋を調剤薬局に持って行った時のことです。薬剤師から「このお薬にはジェネリックもありますが、どうなさいますか?」と聞かれ、Wさんは少し迷って「……正規品にしてください」と答えました。

薬を受け取って薬局を後にしたWさんは思いました。「ジェネリックの方が安いって聞くけど、なんとなく不安なんだよな……。実際のところ、効果や安全性はどうなんだろう……?」

Wさんは、知り合いの保健師にジェネリック医薬品について詳しく聞いてみることにしました。

(以下、WさんはW、保健師は保)

そもそもジェネリックってどういうもの?

W「ちょっと教えてほしいことがあるんだけど」

保「どうしたの?」

W「この前、薬局でジェネリックを勧められたけど、断っちゃったんだ。ジェネリックの方が安いって聞いたことがあるけど、体に入れるものでしょ?多少高くても、正規品の方が安心なのかな、って思って……」

保「うーん、もしかしたらWさんはジェネリックにあまり良いイメージを持っていないようね。Wさん、そのイメージのせいで損をしているかもしれないわよ。ジェネリックっていうのはね……」

ジェネリック医薬品は、特許の切れた先発医薬品と同じ有効成分で製造・販売される医薬品
医療機関で処方される医療用医薬品には、新たに開発され販売される「先発医薬品」と、先発医薬品の特許が切れた後に他メーカーによって製造・販売される「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」があります。ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分を同量含んでいます。

保「ジェネリックを選ぶ一番のメリットは、やっぱり値段よね。医薬品の開発には長い年月と莫大なコストがかかるの。その額は数百億円から数千億円とも言われていて、先発医薬品の値段にはそれらのコストが反映されているのよ。それに比べて、ジェネリックは先発医薬品と同じ成分を使える分、開発期間もコストも大幅にカットすることができるのよ」

W「だから、ジェネリックは先発医薬品に比べて値段が安くなるというわけか」

保「そういうこと。種類によって異なるけど、先発医薬品と比べて5割程度、中にはもっと安く設定されているものもあるそうよ」

W「へぇ!実は僕、脂質異常症の薬を飲んでいるんだけど、薬代がばかにならなくて……。ジェネリックに変えたら、負担もずいぶん減るのかな」

保「そうね。長い期間飲む薬なら、ジェネリックにすることで薬代を大幅に減らすことができるわよ。例えば、脂質異常症の薬を1日1錠、365日服用すると仮定すると、先発医薬品では10,380.6円かかるところ、ジェネリックでは2,518.2円にまで抑えられるのよ。その差はなんと、7,862.1円にもなるわ!※」

W「そんなに違うの!?ジェネリックのこと、もっと早く聞いていればよかったな」

保「やっぱりWさん、損していたみたいね(笑)」

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※負担額は薬代のみ、3割負担の場合の目安です。詳しい負担額については薬剤師にご確認ください。

気になる効き目と安全性

W「けど、体に入れるものだし “安かろう悪かろう” じゃ困るよ。ジェネリックの効き目や安全面は本当に大丈夫なの?」

保「そこは気になるところよね。でも安心して。ジェネリックで使われている成分は、先発医薬品の開発段階で有効性や安全性がきちんと確認されているものだし、ジェネリックの開発にあたっても、医薬品メーカーが色々な試験をした結果、先発医薬品と効き目や安全性が同等であると証明されたものだけが厚生労働大臣に承認されるという仕組みがあるのよ。製品によっては、先発医薬品より飲みやすくなるように、薬の大きさ、味、においなどを改良したり、保存性を良くしたりと、工夫されたものもあるのよ。もちろん、ジェネリックを選ぶ時に医師や薬剤師に相談するのは大切なことよ」

W「今まで、ジェネリックに対して根拠のない不安感を抱いていたけど、話を聞いて安心したよ。これからは迷わず『ジェネリックにしてください!』って言えそうだよ」

[まとめ]

ジェネリック(後発医薬品)は特許の切れた先発医薬品と同じ有効成分を同量含んでいる。開発コストが削減できるため、先発医薬品に比べて低価格。

効き目は先発医薬品と変わらず、安全性も確認済み!安心して活用しよう!
※治療中の方は、かかりつけ医・薬剤師にご相談ください。


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